顔料

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ピーチブラック(その他の核・種の黒)

ピーチブラックは桃の核を素材とする黒顔料であるが、現在は黒の慣例名となっており、実際に桃の核を使ったものは、たぶんほとんど販売されていない。植物炭の黒としてはヴァインブラック(葡萄の蔓)がよく知られている。ワイン生産の為に葡萄を栽培すると、...
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鉛錫黄 lead tin yellow

鉛と錫を熱してつくる人工の黄色顔料。13~18世紀の西洋絵画で広範囲に使用されていたようである。フェルメールはじめ多くの巨匠も使用した顔料だったが、後に他の顔料に置き変えられつつ、19世紀には集団の記憶から消え去る。科学的な分析ツールが発達...
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マシコット(密陀僧)、鉛丹(ミニウム)

概要マシコット(密陀僧)と鉛丹(ミニウム)は、いずれも鉛を焼いて(酸化させて)つくる顔料である。古くは鉛白を焼いて作っていたようである。鉛白を空気に晒した状態で加熱すると、徐々にクリーム色になり、それから薄い黄色、やや赤味のある黄土色と変化...
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アイボリーブラック(象牙炭)

アイボリーブラックは本来は象牙を焼いて炭にした黒顔料のことであるが、現在、象牙はワシントン条約によって取引が禁止されている為、アイボリーブラックの名で販売されている絵具のほとんどは牛または豚の骨を炭化させたものである。とはいえ国内には象牙の...
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ボーンブラック(骨炭)

動物の骨を蒸焼きにして炭化して作った黒顔料。アイボリーブラック(象牙黒)という名の顔料や絵具は、現在は骨炭が原料である。赤味の黒とされるが、焼成温度等によっても変る。骨はリン酸カルシウムが主たる成分であり、これを栄養として黴が発生しやすいと...
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黒概要

黒の種類黒の顔料として使われるものは、植物や動物の骨等を焼いて作った炭、油や植物その他を燃焼させ煤を集めた墨(煤)がある。どちらも炭素(カーボン)であるが、絵具、あるいは絵具に限らず広く描画材として使用するとき、両者の性質は大きく異なる。そ...
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ヴァインブラックをつくる

ヴァインブラックVine Blackは葡萄の蔓、またはワイン製造時の絞りかすなどを炭化させた顔料である。Vineは葡萄の木または蔓、蔓植物を指すようだが、皮、種、茎などの搾り滓も焼いて顔料されていた。こちらもヴァインブラックと呼ぶことが多い...
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ランプブラックをつくる

昔の製法ランプブラックは石炭や石油を燃やして出来た煤を集めたものである。現在のランプブラックは石油炉で作られる。安価なうえに、耐久性、耐光性、耐酸性、耐アルカリ性いずれも優秀である。しかし本項では古代から行なわれている伝統的な製法について取...
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鉱物等を粉砕して顔料化するツール一覧

このページは鉱物その他を砕いて粉末(顔料)にするためのツールを概説する。原料の総量、硬度などによって適切なものを使いのが顔料製造の近道である。乳鉢、乳棒鉱物を砕くのに最も基本的な道具である。マラカイト、アズライト、ラピスラズリ、辰砂など硬度...
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油絵具の手練り

絵具は顔料と展色材から成っている。油絵具に関して言えば、顔料と乾性油を練り合わせるだけで、立派な油絵具となる。そこに乾燥剤や金属石鹸など、さまざまの助剤が加わって展色材を構成している。自分で手練りすることによって、珍しい顔料を使用したり、展...