藍染料植物

インディゴを含む植物は地球上に数百種類あるようである。本項では代表的なものを挙げて雑感を述べたい。インディゴ顔料の製法は別に用意する。

タデアイ

タデ科イヌタデ属アイ(学名:Persicaria tinctoria)

日本はよく育つし、刈入れも楽であるし、書籍やネットでの情報も多い。たいして工夫しなくても成長は良いが、何年か同じところで植えていると連作障害が起こるようだ。

インド藍

ナンバンコマツナギ(学名:Indigofera suffruticosa)

発芽は難しくないが、かなり暖かくなってこないと芽が出ない。東北で春に種を蒔いても7月ぐらいまでは発芽しない。その為、1年で大きく成長させて刈入れるの難しいと感じでいる。7月に発芽したのちは、温室で越冬させ、次年度にさらに成長するのを待って、染料として活用すという工夫が要りそうである。日本で使うなら、タデアイの方がよい。

ウォード

ヨーロッパ在来の藍染料。インド藍が使われるようになってからは、ヨーロッパでも廃れたが、ウィリアム・モリスが復活させ、高く評価している。実際使ってみると、タデアイよりも染料の量は少ないと感じる。日本でもよく育つ。

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